
現在1部のポルティモネンセを筆頭に、ポルトガルに活躍の場を求める日本人が増えています。
2021年10月時点では、下部リーグを含め15人の日本人選手が登録されています。(2021年10月時点)
中でも廣澤灯喜、中野優太、中村海渡の3名は、1部のポルティモネンセ、SCブラガのU23チームに所属する有望な若手です。
特に中村選手の所属するブラガは、毎年上位でフィニッシュしている強豪で、プレミアリーグのウルブス所属のポルトガル代表フランシスコ・トリンコン選手(21)等を輩出しています。
ポルティモネンセは、トップチームに中島選手や中村選手が所属し、過去には日本人とゆかりの深いクラブです。
ロブソン・ポンテ副社長はかつて浦和レッズに所属し、ロドリゴ・グラウスポーツダイレクターはジュビロ磐田に所属していました。
メインスポンサーは埼玉県の冠婚葬祭業の株式会社セレモニーであり、クラブとして日本との繋がりを大切にしているようです。
それでは、それぞれのU23チームに所属する各選手の経歴や成績をご紹介します。
◇ 廣澤 灯喜 (ひろさわ とき)
選手権から世界へ続く“ストーリー”。山梨学院の日本一に貢献した「ラッキーボーイ」MF広澤灯喜がポルティモネンセU-23へ https://t.co/wlJEYOQ3lc #gekisaka pic.twitter.com/J4ZMYTauja
— ゲキサカ (@gekisaka) February 8, 2021
生年月日(年齢):2002年10月21日 (19歳) ※2021年10月28日時点
ポジション:MF (左サイドハーフ)
身長:170cm
所属チーム:ポルティモネンセU23
経歴:酒匂サッカー少年団 ⇒ 湘南ベルマーレU-15小田原 ⇒ 山梨学院高校 ⇒ ポルティモネンセ(2021.2~)
2021年の高校選手権決勝では、青森山田とのPK戦にもつれ込む、激戦を制し見事優勝に貢献しました。
この試合、廣澤選手は先発出場、前半12分に先制点を挙げ、勝利に大きく貢献しています。
☆決勝ハイライト 山梨学院 vs 青森山田 (第99回高校選手権 決勝) ※廣澤選手の得点シーンは1:46~
高校選手権では、2回戦の鹿島学園との1戦でも得点をあげ、廣澤選手のゴールが決勝点となり勝利しました。
結果選手権を終え、得点ランキングは10位タイの2得点となりましたが、勝負強く大事な試合で点を取る選手です。
フィジカルが強く、ドリブル・シュートテクニックに優れているため、得点に結びつくプレーを得意としています。
高校選手権での活躍が認められ、ポルティモネンセU-23への移籍が決定しました。(余談ですが、元日本代表 本田圭佑選手と同じタイミング)
☆プレー動画
◇今季の成績
21-22シーズンは、U23リーグにて6試合全てに出場し、2ゴールを記録しています。
ベンフィカU23との1戦、マリティモU23との1戦でそれぞれ1ゴールを記録し、チームで不動の立ち位置を築いています。
☆2021年10月16日のマリティモU23との1戦のゴールシーン
https://www.instagram.com/p/CVIBYPUD8q7/?utm_source=ig_web_copy_link
☆1vs1の動画(ドリブル-シュート)
◇中野 優太 (なかの ゆうた)
【報告】ご報告が遅くなりましたが、今現在ポルトガル1部リーグ所属・ポルティモネンセのU23と契約し、プレーしています。
→以下想いはInstagramに載せてます!ここからです。
応援よろしくお願いします🇵🇹🇯🇵https://t.co/nYjpsEL0Pc pic.twitter.com/i7P1uMrW3R— Yuta Nakano/中野優太🇵🇹🇯🇵 (@yuta29_n) September 5, 2021
生年月日(年齢):年月日 (20歳) ※2021年10月18日時点
ポジション:FW
身長:169cm
所属チーム:ポルティモネンセU23
経歴:清水ユース-同志社大-ポルティモネンセU23(2021~)
中野選手の父親は元アルビレックス新潟の中野圭一郎氏です。
169cmとFWとしては小柄です。
俊敏性が高く、ゴールエリア付近に侵入する素早いドリブル、ハイプレスによるボール奪取からのゴールが魅力的な選手です。
中野選手は自分自身でYoutubeチャンネルを持っていて、海外で奮闘する様子を自身で発信しています。
若い選手が自分自身で情報発信する様は非常に刺激を受けますし、海外でのサッカー選手生活を知る助けにもなると思います。
自分自身でプレー集を作りYoutubeにアップしていて、海外のスカウトの目に留まるためにも、海外移籍を考える選手にはこのような情報発信力は武器になります。
☆中野優太プレー集
☆【プロ契約】に至った経緯とこれからについて ※中野選手自身のYoutubeチャンネル
◇今季の成績
21-22シーズンは、2021年10月末時点でU23リーグにて4試合に出場しており、未だゴール・アシストはありません。
◇中村 海渡(なかむら かいと)
【ピックアップニュース】春日部市出身のプロサッカー選手の中村海渡選手が市長表敬訪問を行いました。当日の様子など、詳しくはこちら↓(.. )
市ホームページ▼https://t.co/6anZfAoIvf
市フェイスブック▼https://t.co/Qkxa3qVgrw pic.twitter.com/QwIV6EJPVt— 春日部市 (@KasukabeCity_PR) July 6, 2021
生年月日(年齢):2001年3月1日 (20歳) ※2021年10月18日時点
ポジション:FW
身長:175cm
所属チーム:ブラガU23
経歴:FC Goisユース (春日部のアマチュアチーム) ⇒ スポルティング クラブ エスビーニョU-19 ⇒ SCブラガU-23 (2020.7~)
残念ながら、プレー動画などがないのですが、ポルトガル移籍前のFC Goisユースがどの程度のレベルなのか調査しました。
全国のJリーグクラブの下部組織を含めたユースクラブが覇権を争う、日本クラブユースサッカー選手権に頻繁に参加し1~2回戦負けが多いようです。
プロのユースチームより少し劣りますが、プロクラブ以外のユースチームではかなり実力が高いです。
◇今季の成績
2021年10月時点で未だ出場はないようです。
◇まとめ
今回は高校、大学、地域クラブユースと、異なる経歴から海外チームに移籍した選手の例を紹介しました。
廣澤選手は高校選手権での活躍、中野選手は自身の情報発信等がきっかけで海外移籍を果たすことが出来ました。
海外のクラブが注目するきっかけは、YoutubeやInstagramでの情報発信や高校年代での大舞台での活躍等非常に多様にあるようです。
自身の活動の幅を広げるためにも、選手自身がSNSを活用することはスカウトに売り込むための一つの手段になると思います。
ポルティモネンセには、現在20歳の川崎選手も在籍していますので、いつかご紹介します。
記事非常に参考になりました!
更新楽しみにしてます!