なぜ日本人選手はデュッセルドルフを選ぶのか-歴史から紐解くクラブの魅力

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ドイツブンデスリーガは古くは奥寺選手、近年では香川選手、岡崎選手、内田選手、長谷部選手等日本人選手が継続的に活躍していたこともあり、4大リーグの中でも日本人選手への評価が高いリーグです。

先人たちの築いてきた日本人選手に対する信頼は、現在と将来のブンデスリーガとの関係を良いものにしています。

日本人選手を積極的に獲得する背景として、他にも外国人枠がない点や国民性が日本人に近い点、外国人枠がないことによる多国籍化と外国人の働きやすさがあると考えられます。(プレミアリーグは外国人枠はありませんが、労働許可の取得の難しさがあり、ラ・リーガは3人迄しか外国人を登録できません。)

中でも、デュッセルドルフと日本人選手の結びつきは非常に大きく、トップチームやU23チームにここ数年継続的に以下のように多くの選手が所属しています。

〇現在

 ・トップチーム:アペルカンプ真大(2019-)
          田中碧(2021-)  

 ・U23チーム  :内野貴志(2021-)

〇過去

 ・トップチーム:結城耕造(2009-2010)
         大前元紀(2012-2013)
         金城ジャスティン俊樹(2016-2018)
         宇佐美貴史(2017-2019)
         原口元気(2018)

 ・下部組織 :伊藤遼哉(2016-2017)
         三宅海斗(2017-2019)

※どなたか抜けていたらすみません

◇なぜデュッセルドルフが特別なのか

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ブンデスリーガの中でも、なぜデュッセルドルフがこれほど日本人との結びつきが強くなったのか、歴史を紐解いていきます。

〇大きな日本人コミュニティと日本人が生活するための最高の環境

そもそも、ドイツ北西部のデュッセルドルフという街には、日本人街があり日本人のコミュニティが根付いています。

背景には、1950年代から500社以上の日本企業を迎え入れていることもあり、多くの駐在員やその家族が生活しています。

日本人選手が快適に生活できる環境が整っていること、実際に多くの日本人が生活していることも、大きく関係していると思います。

日本食を取り扱っているスーパーも”松竹”、”大洋食品”、”HANARO”等たくさんあり蕎麦屋やラーメン店もあるなど、日本食が恋しくなっても全く問題になりません。

毎年5~6月には日本デーという、日本のポップカルチャーや日本食等、日本文化を紹介するイベントが行われ、100万人規模が集まるそうです。

また、デュッセルドルフには空港もあり、地下鉄・国際列車も走る大きなデュッセルドルフ中央駅があり、移動の利便性も高い都市です。

〇日本担当のフロントスタッフ-瀬田元吾氏の存在

2008年以降、デュッセルドルフのフロントスタッフになった瀬田さんの存在が日本人選手とクラブの大きな架け橋になっています。

瀬田さんは広報・通訳・日本でのクラブのプロモーションやサッカー教室等日本サッカーへの貢献も非常に大きい方です。

デュッセルドルフの日本人デスク設立に関わった瀬田さんは、当初日本企業のスポンサー招致活動をしていたようです。

その後更に多くの面でクラブに寄与し、大前選手や宇佐美選手、原口選手の獲得にも大きく関わっていたようで、日本人選手にとっても瀬田さんの存在は心強い存在だったのだと思います。

現在はフリーで活動されていますが、以下の著作でも瀬田さんがどのような思いでドイツに渡り、デュッセルドルフで活動してきたか知ることが出来ます。

◇総括

デュッセルドルフに現在、過去に多くの日本人選手が所属する理由は、デュッセルドルフという街の引力だと思います。

デュッセルドルフの持つ大きな日本人コミュニティと日本人にとって恵まれた環境が、瀬田さんという日本サッカーの架け橋を呼び、更には日本人サッカー選手が多く在籍するきっかけになったのだと思います。

日本人サッカー選手が安心してサッカーに打ち込める環境、これがデュッセルドルフというクラブに所属する大きな魅力だと思います。

現在クラブはドイツ2部に所属していますが、2部リーグながらホームスタジアムのエスプリ・アリーナは、5万4600人もの観客を収容できる大きなスタジアムです。(Jリーグで3番目に収容人数の多い味の素スタジアムよりも多い収容人数です)

2018-2020はドイツ1部で戦い、昨季も5位と2部の上位でフィニッシュしたため今季の昇格も期待されます。

ドイツは2部リーグでも観客動員数が多く、レベルも高いです、既に述べたように、特にデュッセルドルフには安心してサッカー選手として技術を磨く環境があります。

サッカー留学を検討中の学生の方も、是非この町の名前を覚えて頂きたいです。

↓隣町のケルンとの1戦は、サポーターのライバル意識が高くかなり盛り上がります(あまりの発煙筒の量でまるで火事?!)

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次回は同じように日本人との結び付きの強い、ベルギーのシント・トロイデンについても同様にその歴史を紐解いていきます。

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