日本人6名出場のシント・トロイデンvsベールスホット(9/14,第7節)、出場選手の評価を徹底調査!

9/14のベールスホット戦で、シント・トロイデン所属の以下の6名の日本人選手が出場しました。

イエローカードが7枚でる少し荒れた試合になり、やや押し込まれる展開でしたが、1点を守り切りシント・トロイデンが勝ち点3を手にしました。

Embed from Getty Images

【スタメン】

FW林大地 / FW鈴木優磨 / MF橋岡大樹 / GKシュミット・ダニエル

【ベンチスタート】

MF原大智・DF松原后

※伊藤達哉選手、鈴木武蔵選手もベンチ入りしましたが、残念ながら出場の機会はありませんでした。

〇スタメン4選手の統計ソフト(Sofascore)の評価等

ポゼッションは、ベールスホットが約60%、シュート数は約2.5倍とシント・トロイデンがやや押し込まれた展開となりました。

パス成功率が66%と、ベールスホットと比較し低いですが、新加入選手の連携面が強化され、改善されていくと思います。

・林大地:6.7点

42分に自陣深くからボール奪取し、2人をかわし、潰れ役になりスティーブ選手へのアシストを記録しました。

フィジカル的な面でベルギーでも通用する点をいくつかのシーンで見せていました。

シュートが0本だった点は改善点かと思いますが、チームの勝利に大きく貢献する説得力のあるプレーでした。

未だ入団して間もなく、連携面もこれからだと思いますので、これからの活躍が非常に楽しみです。

↓林選手のアシストシーン

・橋岡大樹:6.9点

地上・空中戦と競り合いでどちらも50%以上勝利し、競り合いの強さを示しました。

パス成功率が57%と最下位のベールスホット相手にはやや低かったため、連携面を強化し改善すべき点だと思います。

【試合ハイライト】

K. Beerschot V.A. – STVV hoogtepunten

・シュミット・ダニエル :7.3点

14本のシュートからゴールを守り、チームで2番目に良い評価でした。

パス成功率は50%と低く、特にロングボール成功率は約35%と、ビルドアップ・ロングフィードの得意なシュミット選手にしてはかなり低い値でした。

ベールスホットのタックル成功率・インターセプトが多く、この辺りは連携面の課題だと思います。

セービングには安定感がありましたが、197cmと長身なため、安心感が違いますね!

↓シュミット選手のプレー集

【シントトロイデン】2019-2020 シーズン年間MVP候補 シュミット ダニエル選手

・鈴木優磨:6.5点

攻撃面であまり迫力がでず、73分に原選手と交代しました。

昨季34試合17ゴールと、得点ランキングでもリーグ6位の結果を残していた鈴木選手だけに、これからの巻き返しを期待しています。

↓昨季ハイライト

【シントトロイデン】FW鈴木優磨選手 2020-21シーズンハイライト

〇補足

最下位相手に押し込まれる、少し不安の残る試合展開となりました。

上位チーム相手に、パス成功率の低さが問題にならないよう新加入選手を含めた連携面をより強化する必要がありそうです。

鈴木優磨選手の移籍難航に伴う、今までの試合欠場も、攻撃陣の連携面に影響しているのではないかと思います。

一方で、ベルント監督は移籍市場が閉まり、鈴木選手と和解した後、すぐに鈴木選手をスタメン出場させた点で、鈴木選手への期待の大きさが感じられます。

既に得点ランキング1位のアントワープ所属のフレイ選手はゴールを記録しています。

鈴木選手には是非チームの信頼を取り戻すためにも、得点ランキング上位に入る活躍を期待しています。

〇ベルギーリーグ関連:ロンメルSK所属の斉藤光毅(20)、1ゴールでチームの勝利に貢献(ベルギーカップ5回戦)

ベルギー2部ロンメルSK所属の斉藤選手がベルギーカップ5回戦に先発出場し82分にゴールでチームの勝利に貢献しました。

次戦以降は1部チームと対戦する確率が上がり、三苫選手所属のロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ等日本人所属チームと対戦する可能性も上がります。

ベルギーカップの優勝チームはELプレーオフに出場する権利を獲得するベルギーの重要なカップ戦で、昨年は伊東選手の所属するヘンクが優勝しました。

斉藤選手は現在はカップ戦のスタメン、リーグ戦のベンチメンバーの立ち位置ですが、今回のゴールでチームでの信頼をより獲得したものと思います。

この記事をSNSでシェア!

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です